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LOTUS JPS CLUB
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(ロータスの改造、改良、修理日記)

ロータスエスプリのバルブクラッシュ!(その1)-1

Report:k氏
→2 →3 →4

●走行中、メーターパネル内の警告灯が全点灯しエンジンが停止した。条件反射でクラッチを切った。しかしエンストの原因がベルトコマ跳びならばすぐにクラッチを切ったとしても、最低バルブ同士はクラッシュしていることになる。
●惰性で停車して、見てみると案の定ベルトは緩み、コマ跳びしている、やってもうた。







●カムキャリアカバーを外しカム山を見るとIN、EX共に同じ方向を向いてい る。
●事態は深刻なはずである。しかし、この状態で見る限り、カム山がキズだ らけでもなければ、タペットがバラバラになっているわけでもない。



●キャリア内のエンジンオイルを吸い取ってみるとEXバルブクリアランスが異常に拡がっている。バルブクラッシュしてしまったようだ。
●IN側クリアランスは全て0.15-0.23mmの間で収まっていた(規定値は0.13-0.18mm)。IN側は多分無事だろう。
●しかし、最低でもヘッドは降ろさなくてはならなくなってしまった。

●ベルトが見えている部分には、外・内・側面共に損傷は見あたらない。外面こすれたような跡があったが、指で擦ると分からなくなってしまった。ベルト自体は伸びたり、キズがあるわけでもなくコード切れや剥離もなさそうである。


●HC以前のLCエンジンではINプーリーにコマ跳び防止のリテーナーバーが付いていたが、ラウンドプロファイルのベルトに変更されてから省略されてしまった(HCカムホルダにもボルト穴はあるので加工すれば付けることはできると思う)。これはテンショナーの構造にも関係しているのだろうが、このバーがあれば無事だったのだろうか。

●EXマニホールド&ターボチャージャーを取り外した時点でポートから覗くと EXバルブステムが曲がっているのが確認できた。
●インマニにつながっている各センサー類のカプラーや配線、燃料配管、チ ャージクーラー/ヒーター/WPホース、バキューム配管、スロットルワイヤー 等の接続を分離。
●コレクタータンクは外すが、バックプレートはつけたままにしておく。こ の状態でインマニは簡単にはずせそうである。

●が、このインマニ、やはり固着していて簡単には外れてくれなかった。まあよくあることだが、エンジンチルダーで引き上げようとしたがダメ、やりすぎると割れるかもしれない、無理はできない。

●ガスケットは厚い紙製のはずだ。取りあえずカッターナイフで切り込みを入れ、浸透性オイルを乾かないように1日何回もたっぷりと吹いておいた。効果はあった、2日後には外れた。



●カムホルダー2つをを取り外す。タペット、シムを落とさないようにマニュアルどおりにカムキャリア内にマグネットをセットしてから取り外した。
●同時に全てのベルトを取り外したが、このときコマ跳びの原因が判明した。


●カムホルダー内と同様にヘッド上部内はスラッジ蓄積等少なく綺麗である。
●外したカムホルダー、リフター、カムシャフトはまだ細部までチェックしていないが多分無事だろう。
●この状態でナット10個外せばシリンダヘッドを降ろすことができる。


●ピストンヘッドEX側リセスにはバルブ接触跡がある。ステムが曲がっているので当然である。
●IN側も数カ所、接触したかもしれないような痕跡がある。しかしバルブが曲がっていないところをみると、厚く蓄積したカーボンにタッチしただけかもしれない。
●4気筒全滅の場合、ピストン、ライナー部品代のみで軽く100万円オーバーである。

●走行距離から考えるとピストントップのカーボンが少し多いか。画像では分かりにくいが、これはガソリンが燃焼してできたカーボンと いうよりも、どうやらオイルが焼け固まった感じである。だとすれば、これはバルブ周りの構造に起因するものかもしれない。



●特にEXスキャッシュ周辺にオイルカーボン固着が多いが、中心部はさほどでもない。ヘッド下面の燃焼室側も同様であり、スキャッシュエリアがカーボン溜めエリアになっている。

●ヘッドは降ろした。なのでバルブクラッシュすることはないので、ここでやっとクランクを回してみる。感触的には特におかしな感じはな い。普通に回る。
●クランク回してピストンストロークさせていると、何と、ライナーが上へ抜けてきた
●以前、古いランボルギーニの降ろされたブロックを見たことがある。スタッドに大きいワッシャ入れてナットを締め、ライナーを押さえていたが、、まさかクランク回すだけで抜けてくるものだとは思ってもみなかった。こういうことだったのか。



●ピストン、ライナーを取り出すためオイルパンを外す。例によってベルハウジングとの接続ボルト2箇所にシムワッシャが貼り付いている。
●内部はここも綺麗である。メインベアリングキャッププレートの左右エアボリュームにもオイル流入は全く無い。
●オイルストレーナーのシャーリング部分にもゴミ、汚れは詰まりはなく、分解や清掃の必要はなさそうである。


●コネクティングロッド大端部とクランク小端部を分離してシリンダライナー、ピストン/コンロッドASSYを取り出した。

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