芸能界の裏側には、思わず目を見張るような驚きの噂やエピソードがたくさん隠れているようです。 中でも特…
意外な発見!「親日国のアゼルバイジャン」ってどんな国?


アゼルバイジャンは、カスピ海に面した南コーカサス地域に位置する、東ヨーロッパと西アジアの文化が交錯するユニークな国です。
その豊かな歴史、近未来的な都市景観、そして世界有数の「親日国」として知られている点は、日本人にはあまり知られていません。
いったいなぜ、この遠い国がこれほど日本に友好的なのでしょうか?地理的にはどこに位置し、旅行する上での治安はどうなのでしょうか?
そして、噂では人気ドラマ「VIVANT」の続編撮影がアゼルバイジャンで行われるという話も飛び込んできました!コレは本当なのでしょうか?だとすればますますこの国が気になる人も増えそうです。

この記事では、筆者自身が感じたアゼルバイジャンの魅力や渡航時の注意点も交えながら、その知られざる姿を詳細にお伝えしていきます。
きっと、今日からあなたもアゼルバイジャンに興味を持つに違いありません。
この記事でわかること
- アゼルバイジャンの概要と魅力
- 歴史と文化、多様な背景
- 経済発展と近未来的な都市
- 日本との強固な親日関係
- 治安状況と旅行時の留意点
- 豊かな食文化と人気料理
アゼルバイジャンってどんな国?火と資源の国、そして東西文明の交差点
アゼルバイジャンは、「火の国」という異名を持つ、独自の文化と急速な発展を遂げる国です。
国名の「アゼル」は中期ペルシャ語で「火や炎」、「バイジャン」は「保護者」を意味し、全体で「火を守る人」という意味合いを持ちます。
その名の通り、天然ガスが永遠に燃え続けるヤナルダグや拝火教寺院アテシュガーなど、火にまつわる観光スポットが至るところに点在しています。
アゼルバイジャンはどこにある?コーカサスに位置する戦略的要衝
アゼルバイジャンは、東ヨーロッパと西アジアの交差点に位置する南コーカサス地方の国です。東は世界最大の塩湖であるカスピ海に面し、北はロシア、南はイラン、西はアルメニアとジョージアに接しています。
国土の面積は86,600平方キロメートルで、日本の約4分の1ほどの大きさです。

北海道よりやや大きいサイズの面積を想像すれば分かり易いみたいで、意外だなと思ったかたも多いはず。
地理的な位置から、アゼルバイジャンは古くからシルクロードの要衝として栄え、多様な文化が交錯する地となりました。現代においても、エネルギー資源の輸送回廊として、また中央アジアと欧州を結ぶ交通のハブとして、その戦略的な重要性は高まっています。
政治と経済:オイルマネーで「第二のドバイ」へ変貌
アゼルバイジャンの首都バクーは、豊富な石油・天然ガス資源に裏打ちされた経済力を背景に、近年目覚ましい発展を遂げています。

市街には、炎をモチーフにしたフレームタワーや、世界的建築家ザハ・ハディドが手掛けた曲線美が特徴のヘイダル・アリエフ文化センターなど、近未来的な現代建築が次々と出現し、「第二のドバイ」あるいは「第二のシンガポール」と称されることもあります。

近代的な高層ビル群と歴史ある旧市街が織りなす景観、新旧がこれほど見事に融合している都市はなかなかありませんよね。
政治的には、アゼルバイジャンは半大統領制の共和国で、イルハム・アリエフ大統領とその家族が強い影響力を持つ「新アゼルバイジャン党」による事実上の一党支配が続いています。
しかし、その経済発展率は高く、識字率もほぼ100%に達し、失業率も低いというデータも出ています。政府は非資源分野の振興にも力を入れており、観光業やIT分野など多角的な経済発展を目指しています。
文化と人々:イスラム教国ながら寛容な国民性
アゼルバイジャンは人口の約95~97%がイスラム教徒(主にシーア派)ですが、世俗国家であり、宗教的寛容性が非常に高いことで知られています。
アゼルバイジャンの首都バクーに行ってきました!!
— ユリエ@海外在住Webデザイナー(@nomad_yuri) July 2, 2024
【アゼルバイジャンってこんな国☝🏻】
・天然ガスが豊富💰
・街中キラキラ&道が広くてキレイ✨
・イスラム教国だけどお酒普通に飲める🍺
・カスピ海がある(世界最大の湖)
・F1のレースがある🏎️
・治安が良い!
・アジア系観光客はほぼいない… pic.twitter.com/SJigg5kCo0
女性の服装は自由でお洒落を楽しんでいる人が多く、お酒も飲め、豚肉の加工品も手に入ります。この開放的な雰囲気は、他のイスラム教国とは一線を画す特徴ですね。
公用語はアゼルバイジャン語で、トルコ語やトルクメン語に近いテュルク系言語です。旧ソ連の一部だった歴史から、ロシア語も広く浸透しており、特に年配の方はロシア語が役立つ場面も多いとか。

アゼルバイジャン料理は、トルコ、イラン、ロシア、中東の食文化が融合したもので、濃厚でボリュームたっぷり、心を満たす料理が多いです。
シチューをかけて食べるプロフ(ピラフ)や、羊肉や牛肉を炭火で焼いたケバブ、ぶどうの葉で米や肉を包んだドルマなどが有名ですね。
ドゥシュバラというスープは、スプーンに12~20個も乗るほど小さい団子が特徴で、指をなめるほど美味しいと言われています。デザートには、パクララヴァやシャカルブラといった伝統的な甘いお菓子が紅茶(チャイ)と一緒に楽しめます。
アゼルバイジャンは「世界一の親日国」って本当?その理由を徹底解説!
アゼルバイジャンは、「世界一の親日国」と称されることが多いです。これは政治レベルでの友好関係に加え、国民感情としても非常に日本に好意的であることを示しています。
世界一の親日国と言われてるアゼルバイジャンに来てみて🇦🇿
— みつ 世界一周中 (@mitsu7travel) August 17, 2024
・物価安い
・ずっと紅茶飲んでる
・町中に日本庭園がある
・第二のドバイと言われてる
・本当に日本が大好きな人多数
・日本人だとビザを無料で取得できる
・治安がよくて街中も超綺麗
・旅人からの評価高いの納得
・料理美味しい… pic.twitter.com/Juaycyl8II
アゼルバイジャンに行った人の情報を調べていると、「日本人か?」と聞かれたり、「I love Japan!」と声をかけられることが何度もあるそうです。なんだか心が温かくなりますよね。
なぜアゼルバイジャンは日本に親日?6つの重要な理由
重要度:★★★★★
アゼルバイジャンがこれほどまでに日本に友好的な感情を抱く背景には、複数の歴史的、経済的、文化的要因が複雑に絡み合っています。
日本人に対する歴史的な好印象と継承
第二次世界大戦後、旧ソ連領内に抑留された多くの日本人捕虜の一部がアゼルバイジャンにも送られ、バクー市内の建設現場や鉄道敷設事業に従事しました。
彼らは、勤勉さ、礼儀正しさ、誠実な態度、物を大切にする精神などが高く評価され、現地の人々に深い印象を残しました。この好印象は親から子へと代々語り継がれ、若い世代にも日本への好意的な感情が持続しているのです。
トルコ経由の親日感情

アゼルバイジャンは、トルコから派生した国であり、言葉も民族もトルコに近いという強い繋がりがあります。
トルコが親日国として知られる理由の一つに、1890年に和歌山県沖でトルコ軍艦エルトゥールル号が遭難した際、串本町の日本人が命がけで救助活動にあたったという有名なエピソードがあります。
この出来事がトルコ国内だけでなく、民族的・文化的に近いアゼルバイジャンにも伝わり、「日本人は素晴らしい」という教育が親から子へと受け継がれているとされています。

このエピソードが遠い異国の地で語り継がれていることに、日本人として誇らしさを感じずにはいられません。
日本へのビザ無料政策
アゼルバイジャンが親日国である最も象徴的な証拠の一つは、日本人のみがアゼルバイジャンのビザを無料で取得できるという点です。しかも、空路で入国する場合、ヘイダル・アリエフ国際空港でその場でビザを申請・取得できるのです。
これは、トルコ人ですら有料であるという事実を考えると、本当に驚きですね。入国時に「日本ですか?FREE!」と言われたら、正直、面食らいますよね。
「どんだけ日本のこと好きなの?!」とツッコミたくなるはず。この政策は、アゼルバイジャン政府の日本への特別な友好感情の表れと言えるでしょう。
見返りを求めない日本の経済協力(ODA)
日本はアゼルバイジャンの独立後、経済復興とインフラ整備のために多額の経済援助を実施してきました。
2025年現在までに、累計1,100億円以上のODA(政府開発援助)を提供しており、特に南部地域の灌漑設備整備や教育支援(バクー国立大学日本語学科の設立支援など)が評価されています。
現地政府高官からも、「日本の支援は見返りを求めない誠実さが違う」と公言されており、日本の信頼できるパートナーとしてのイメージを強く印象づけているのです。

日本の国際協力が現地の人々の暮らしに根付いていることを知り、本当に嬉しくなります。
日本製品や文化への尊敬と浸透
アゼルバイジャン国内では、日本車(特にトヨタやレクサス)や日本製家電製品は「信頼でき、長持ちする」という高品質なブランドイメージが広く浸透し、絶大な人気を誇っています。
さらに、若い世代を中心に、日本のアニメや漫画、和食、そして柔道や空手といった武道などの日本文化が非常に人気を集めています。首都バクーでは、毎月アニメ上映会やコスプレイベントが開催され、若者の70%が日本のアニメを認知しているという統計データもあります。
アニメ「鬼滅の刃」の主題歌『紅蓮華』を完璧な日本語で熱唱してくれたって情報もあります。マジで感動ですよね。
政府間関係の良好さと国際戦略
アゼルバイジャン政府は、日本との関係を「東進政策」の柱と位置付け、中国やロシアへの経済依存を減らし、多角化を進めるための戦略的パートナーとして日本を重視しています。
日本の技術協力で建設されたセヴェルナヤ火力発電所は、国内電力の20%を供給し、エネルギー自立の象徴となっています。また、2020年のナゴルノ・カラバフ紛争の際、日本政府が「民間人保護の即時停戦」を独自声明で呼びかけ、ロシアや欧州と距離を置いた中立的立場を維持したことも、アゼルバイジャン政府から高く評価され、国民感情にも好影響を与えたと言えます。
ビジネス面でも、BTCパイプラインの株主として日本の企業が参画しているなど、親日ぶりが垣間見えます。
客観的に見た「親日度」の真実
重要度:★★★★☆
アゼルバイジャンが非常に高い親日度を持つことは間違いありませんが、「世界一」と断言することについては、いくつかの意見があります。
世論調査会社SIARの2024年の報告書によると、アゼルバイジャン人の対日好感度は78%と非常に高い数値を示しています。これはトルコ(72%)やウズベキスタン(65%)と比較しても高いですが、あくまで「親日国の一つ」として理解するのが適切だと筆者は考えます。
短期滞在で出会う人々の親日感情は、旅を格段に楽しくしてくれますが、親日か否かという視点にとらわれすぎると、その国の多様な価値観や文化を見失ってしまう可能性があるとも感じます。
アゼルバイジャンは多民族国家であり、アルメニア系住民や親ロシア派には批判的な意見も存在します。

政府がそうした動きを速やかに鎮静化する姿勢を見せるなど、全体として親日的な風土が維持されているのは素晴らしいことだと思います。
大阪・関西万博のアゼルバイジャンパビリオン:文化と食の魅力
一方、2025年4月13日から10月13日まで開催中の大阪・関西万博では、アゼルバイジャンパビリオンが「美しすぎる」とSNSでは話題を集めています。筆者もSNSで見たのですが、その幻想的な外観にはマジで目を奪われました。
幻想的なデザインと「七つの美」の像
アゼルバイジャンパビリオンの最大の魅力は、白を基調とした曲線美が印象的な外観です。日中の光にも夜のライトアップにも映え、多くの来場者を魅了しているそうですね。
▼中継/根木おおみリポーター
— 関西ラジオワイド (@nhk_kansairadio) June 2, 2025
大阪・関西万博🇦🇿アゼルバイジャンパビリオン🇦🇿からリポート!
パビリオンのテーマは「7つの美」
文化遺産や、建築、伝統芸能などの7つの観点で、アゼルバイジャンの魅力を紹介しています#nhkrwhttps://t.co/IcWPh0wGtq pic.twitter.com/EIjQJhgzrO
空いてたからアゼルバイジャン館も。万博の中で一番美しいパビリオン建築では?
— チョコ@ゲームアカ (@sinochocoalice) June 10, 2025
RPGの中に出てきそうな踊り子の像。
3階のカフェはフードが日本のしかなくて、謎の名前のお菓子頼めなかった…のでお茶だけ貰った。(450円って書いてるのに無料で配ってた) pic.twitter.com/xEILWwuyfA
一番行きたかったアゼルバイジャンのパビリオン。この細かい造形といい、7層のゲートもちゃんと意味があって学びがありました。アゼルバイジャンの民族衣装かっこいい!#関西万博 #大阪万博 #万博 pic.twitter.com/qeJ4zKSlp0
— yuzu.k(@yukouduki) April 26, 2025
中に入ると、まず目に飛び込んでくるのが「七つの美」と呼ばれる女性像。ゆっくりと回転するこの像は、アゼルバイジャンの文化や美意識を象徴しており、「見惚れて泣きそうになった」という感想も多数寄せられているとのこと。
パビリオン内はコンパクトにまとまっており、一つ一つの展示が丁寧に作られた静かで落ち着いた空間となっています。F1グランプリに関連した展示や、色彩豊かな伝統的な民族衣装や装飾品が並ぶコーナーも必見です。
また、展示エリアにはアゼルバイジャンの伝統料理をモチーフにしたオブジェや装飾がさりげなく配置されており、食を通じて人と人がつながる文化が表現されています。

調理器具や家庭の食卓風のセットもあり、まるでアゼルバイジャンの家庭を訪れたかのような気分を味わえるそうですよ。
予約不要のカフェで伝統スイーツと紅茶を堪能
パビリオンの大きな魅力の一つは、事前予約なしで気軽に入れる3階のカフェです。ここでは、アゼルバイジャンならではの伝統的なスイーツと紅茶を楽しむことができます。
アゼルバイジャンパビリオン カフェメニュー(抜粋)
商品名(日本語) | 数量 | 価格(税込) |
---|---|---|
バダンブラ | 1個 | 450円 |
ムタキ | 1個 | 400円 |
パクララヴァ | 1個 | 500円 |
シャカルブラ | 1個 | 450円 |
アゼルバイジャンデザートプレート | 4個入り | 1,500円 |
アゼルバイジャン茶 | 1杯 | 450円 |
ミックスオリーブプレート | 1皿 | 750円 |
特に人気なのは、パクララヴァやバダンブラなどの伝統スイーツと、温かいアゼルバイジャン茶の組み合わせで、「最高の癒し空間だった」という声も聞かれます。
スイーツは1個400円〜500円、紅茶もワンコイン以下と手頃な価格で楽しめるため、休憩や軽食にぴったりです。ただし、人気のため午前中で売り切れてしまうこともあるので、早めの時間帯に訪れるのがコツです。
アゼルバイジャンの治安は?旅行前に知っておくべきこと
アゼルバイジャンの治安は、首都バクーを含む東側一帯では比較的安定しており、観光客にとって概ね安全な国だとされています。ただし、一部の地域では注意が必要です。
外務省による危険情報レベル(2025年6月現在)
外務省はアゼルバイジャンに対し、以下の危険情報を発出しています。
レベル | 勧告内容 | 対象地域 |
---|---|---|
レベル4 | 退避してください。渡航は止めてください(退避勧告) | アルメニアとの国境地帯(ナヒチバン自治共和国のアルメニアとの国境地帯を含む。) |
レベル3 | 渡航は止めてください(渡航中止勧告) | ナゴルノ・カラバフ及びその周辺地域(ケルベジェル、ラチン、グバドル、ゼンギラン、ジェブライル、フュズリ及びアグダムの一部) |
レベル2 | 不要不急の渡航は止めてください | ゴランボイ、バルダ、アグジャベディ、テルテル、アグダム、ホジャヴェンド、フュズリ、ジェブライルの一部 |
レベル1 | 十分注意してください | 上記以外の地域(首都バクーを含む。) |
特にレベル3・4の地域は、アルメニアとの長年の紛争地帯であり、2020年9月には大規模な軍事衝突が発生しました。
停戦合意後も地雷や不発弾が多数残されており、散発的な衝突が発生する可能性もあるため、どのような目的であってもこれらの地域への渡航は絶対に避けるべきです。

筆者としては、旅行計画の際は必ず外務省の最新情報を確認し、危険区域には絶対に近づかないよう強く勧めます。
観光客が被害にあいやすい犯罪と対策
アゼルバイジャンは比較的治安が良い国ですが、観光客を狙った一般犯罪も発生しています。
1. スリ・置き引き
- 危険性:首都バクーの地下鉄や混雑した観光地で多発します。スマートフォンや財布などの貴重品が狙われやすいです。
- 対策:混雑時を避け、リュックサックは体の前で抱えるなど、貴重品は肌身離さず管理しましょう。人通りの少ない場所でのスマートフォンの使用は避けてください。
2. タクシーの料金トラブル
- 危険性:外国人観光客を狙ったぼったくりが多発しています。メーターを使わず法外な料金を請求されるケースも多いです。
- 対策:Uberなどの配車アプリを利用するか、乗車前に目的地までの料金を明確に確認し、メーターを使用するよう求めましょう。交渉に応じない場合は、別のタクシーを探すのが賢明です。
3. 違法検問・金品要求
- 危険性:警察官や軍人を装った者による違法な金品要求が報告されています。地方部や夜間の道路で多く、言葉の壁がある観光客は対応に苦慮しがちです。
- 対策:不審な検問を見かけたら、すぐに引き返すのがベストです。正規の警察官であっても、賄賂を要求された場合は安易に応じず、大使館やホテルのスタッフに相談しましょう。夜間の長距離移動や車の運転は避けるのが無難です。
旅行中の安全対策のヒント
重要度:★★★★☆
アゼルバイジャンでの安全な旅行のために、以下の点に留意してください。
- 移動時の安全確保:空港から市内への移動は、ホテルや信頼できる旅行会社が手配する送迎サービスを利用するのが最も安全です。夜間の移動は極力避け、複数人で行動しましょう。
- 宿泊先の選定:セキュリティ体制が整った大手インターナショナルホテルチェーンを選ぶのが賢明です。24時間警備や監視カメラが設置されているかを確認しましょう。
- 服装と習慣の尊重:都市部では洋装が一般的ですが、地方ではイスラムの教えを守る傾向が強いです。肌の露出が少ない服装を心がけ、特に宗教施設を訪れる際は女性は髪を隠すなど、現地の習慣を尊重してください。
- 飲料水:水道水は衛生的ではないため、飲料にはボトル入りのミネラルウォーターを使用してください。
- 緊急時の連絡先:万が一の事態に備え、警察(102)、救急(103)、消防(101)などの緊急連絡先や在アゼルバイジャン日本国大使館の連絡先を控えておきましょう。
ドラマ「VIVANT」続編の噂について
人気ドラマ「VIVANT」の続編がアゼルバイジャンで撮影されるという噂があります。
アゼルバイジャン
— つむじぃ んぬ🌻もも検本試で力尽きるw (@3_tsumuji) June 11, 2025
シェキのキャラバンサライという所だそうです。
写真掲載有難うございます。
お借りします。https://t.co/ZNaqXlqDSd#VIVANT #VIVANT続編 pic.twitter.com/r7gX7XK2Tt
まさかのアゼルバイジャン🇦🇿!
— Enamin (@enamin_travel) June 10, 2025
シェキの隊商宿だ!#VIVANT https://t.co/2lbjrLmzYg pic.twitter.com/cB6iVsTDCL
VIVANT続編の新ロケ地
— 祷屋@VIVANT推し (@to_ya3510310) May 21, 2025
アゼルバイジャンって
世界一の親日国なんだ!!!
ロケしやすそうな上に
壮大なスケールでワクワク
してきた\(^o^)/ pic.twitter.com/blPWkUGSYz
やっぱりVIVANTの続編
— しもさん (@tokio18970340) June 11, 2025
アゼルバイジャンで確定
私もこの間、世界遺産シェキのキャラバンサライ行ってきた。
キャラバンサライとは、シルクロードのキャラバンが泊まる宿のこと。 https://t.co/YtMV3MvJ7F pic.twitter.com/NGR7fR4KtJ

私見ですが、現時点ではあくまで「噂」として捉え、ご自身で情報源を確認されることをお勧めします。
ロシアとアゼルバイジャンの関係性:複雑な歴史と現代の外交
アゼルバイジャンとロシアの関係は、長年の歴史的背景と現代の地政学的要因が複雑に絡み合うものです。かつてロシア帝国の支配下に置かれ、その後ソビエト連邦を構成する共和国であったアゼルバイジャンにとって、ロシアは常に重要な隣国であり続けています。
歴史的なつながり:エネルギーとソ連時代
アゼルバイジャンは、19世紀にはロシア帝国領に編入され、その後1922年末にソビエト連邦の一部となりました。
首都バクーは、19世紀半ばから油田開発が進み、20世紀初頭には世界の石油生産の過半を占めるほどの一大石油産業都市として発展しました。ソ連時代も、バクーの油田はソ連軍の重要な燃料供給基地となり、第二次世界大戦におけるナチスドイツとの戦いを支えました。
ソ連崩壊後、アゼルバイジャンは1991年8月30日に独立を宣言し、12月21日には独立国家共同体(CIS)に参加しました。これにより、ロシアとの関係を維持しつつも、独自の道を歩むことになります。
現代の外交:独立性とウクライナへの支援
現代のアゼルバイジャンは、ロシアと「平和のうちに、安全が確保された形で共存すべき隣人」として、相互に尊敬し、実りある関係を築くことを目指しています。しかし、その関係は常にデリケートです。
特に、ロシア・ウクライナの争いに対するアゼルバイジャンの立場は注目に値します。アゼルバイジャンは軍事的な関与は避けていますが、ウクライナの国土統一と主権を明確に支持し、最大限の人道支援を提供しています。
これは、ウクライナがロシアと争う中、旧ソ連構成国の指導者の中でアリエフ大統領が唯一ウクライナ大統領と会談するなど、その姿勢は一貫しています。さらに、アゼルバイジャンは、ロシアによる西側制裁の回避を支援しない数少ない旧ソ連圏の国の一つです。

隣国ロシアという大国の存在がありながら、独立した外交方針を貫くアゼルバイジャンの姿勢に、強い意志を感じます。
ナゴルノ・カラバフ問題とロシアの役割
長年にわたるアルメニアとのナゴルノ・カラバフ紛争において、ロシアはたびたび仲介役を担ってきました。
2020年の紛争では、ロシアの仲介により停戦合意が成立し、ロシアの平和維持部隊がナゴルノ・カラバフ地域に駐留することになりました。アゼルバイジャン側は、国内に外国軍が入ることに反するという方針を持ちながらも、ロシアの平和維持部隊は「脅威ではない」として容認していました。
しかし、2023年9月、アゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフでの「対テロ作戦」と称する軍事行動を展開し、わずか1日で地域を全面制圧しました。この際、アルメニア側からは、同盟国であるロシアからの十分な支援が得られなかったことへの不満が噴出しました。
筆者としては、この出来事は、ロシアがウクライナ侵攻で手一杯な状況が、アゼルバイジャンに有利に働いた側面も否定できないと感じます。
エネルギー外交:ロシア回避のパイプライン
アゼルバイジャンは、自国の豊富なエネルギー資源を国際市場に供給する上で、ロシアを経由しないパイプラインの建設に力を入れてきました。
2006年には、アゼルバイジャンのバクーからジョージアのトビリシを経てトルコのジェイハンを結ぶBTC(バクー・トビリシ・ジェイハン)パイプラインが開通し、ロシアを介さずに欧州へ原油を輸出できるようになりました。
2020年12月には、天然ガスをジョージア、トルコ、ギリシャを経由してイタリアへと送るTAP(アドリア海横断パイプライン)も稼働しました。
一方で、契約終了が目前に迫った欧州向けガスパイプラインで、ロシア産ガスをアゼルバイジャン産ガスとして継続輸送する案が浮上しているという報道もあります。これは、ロシアとアゼルバイジャンのエネルギー分野における複雑で時に戦略的な関係を示唆しています。

筆者としては、アゼルバイジャンがエネルギー供給の分散化を進めつつも、隣国ロシアとの関係性も常に意識している様子がうかがえ、その外交手腕に感心します。
アゼルバイジャン旅行を計画するなら知っておきたいこと
アゼルバイジャンは、歴史好きから美食家、そして異文化体験を求める旅行者まで、幅広い層に魅力的な国です。きっと忘れられない旅になるはずです。
観光スポット:近代建築から世界遺産まで
アゼルバイジャンの観光は、首都バクーを中心に展開されます。
- バクー旧市街(イチェリ・シェヘル)
ユネスコ世界遺産にも登録されており、迷路のような石畳の道には、乙女の塔やシルヴァンシャー宮殿といった歴史的な建造物が点在しています。カフェやショップも多く、散策するだけでタイムスリップしたような気分を味わえます。 - フレームタワーとヘイダル・アリエフ文化センター
バクーの近代化を象徴するSFチックな建築物です。夜間のライトアップはまるで炎が揺らめいているようで、まさに「火の国」を体感。 - ゴブスタンの岩絵文化的景観
バクー近郊に位置するユネスコ世界遺産で、約4万年前の人類の生活を垣間見ることができる岩絵や泥火山群が有名です。泥が吹き出す様子は圧巻で、地球のエネルギーを感じられます。 - ヤナルダグとアテシュガー
永遠に燃える山「ヤナルダグ」と、ゾロアスター教の火の神殿「アテシュガー」は、アゼルバイジャンが「火の国」と呼ばれる所以を物語る観光地。 - シェキ
首都バクーから少し足を延ばすと、シルクロードの交易都市として栄えたシェキがあります。鮮やかなステンドグラスが美しいシェキ・ハーンの宮殿や、伝統的な工芸品を扱う市場があり、地元の文化に深く触れることができます。
アゼルバイジャンは美女が多い?
重要度:★★☆☆☆

「アゼルバイジャンには美人が多い」という話を聞くことがありますね。
筆者個人の感想としては、アゼルバイジャンは多様な民族が交錯する地域なので、非常に魅力的で個性豊かな顔立ちの人が多いという印象です。
アゼルバイジャン🇦🇿、黒髪×碧眼が悪魔合体した美人がガチで量産されとるんよな。人種や民族が交わる国には美人が多い。 pic.twitter.com/Nxyjd18dEH
— 犬束 (@RENGOKU_11) September 22, 2021
カスピ海を臨む地域に位置し、ヨーロッパ、アジア、中東の要素が混じり合っているため、様々な美しい特徴を持つ人々と出会えるのは当然かもしれません。
ただし、美人かどうかは主観的な感覚であり、公式な統計や調査があるわけではありません。SNSなどで見ると、バクーの街中で見かける人々のファッションセンスや洗練された雰囲気は、都市の発展と相まって、確かに目を引くものがありますね。
女性が解放感のあるお洒落を楽しんでいる様子は、国の多様性を感じさせます。大阪万博のパビリオン「七つの美」の像が女性であることも、アゼルバイジャン文化における「美」への意識の高さを示しているのかもしれませんね。
旅行の準備:交通手段と滞在登録
アゼルバイジャンへの行き方
残念ながら、2025年6月現在、日本からアゼルバイジャンの首都バクーへの直行便は就航していません。
一般的には、カタール航空(ドーハ経由)やターキッシュエアラインズ(イスタンブール経由)などを利用し、1度の乗り継ぎでアクセスするのが一般的です。所要時間は乗り継ぎ時間を含め、約15時間〜20時間ほど。
公共交通機関
バクー市内では、バス、地下鉄、タクシーが主な交通手段となります。
- 地下鉄:バクーメトロは26駅あり、便利なカードシステムで利用できます。ただし、混雑時にはスリや置き引きに注意が必要です。
- バス:市内を手頃な料金で移動できます。
- タクシー:配車アプリを利用すれば、簡単に手配でき、料金トラブルを避けられます。
また、自分のペースで観光したい場合は、レンタカーも選択肢の一つですが、有効な国際運転免許証が必要。地方の道路状況は未整備な場合もあるため、運転の際は十分な注意が必要です。
滞在登録
アゼルバイジャンに15日を超えて滞在する場合は、入国から15日以内に移民局で滞在登録を行う必要があります。ホテルに宿泊する場合は、通常ホテル側が手続きを行ってくれるので心配ありませんが、知人宅などに滞在する場合は、個人で手続きを行う必要があります。
アゼルバイジャンのお土産
アゼルバイジャンには、旅の思い出になる素敵な特産品がたくさんあります。
- カーペット:アゼルバイジャンの手織りカーペットは、その品質と美しいデザインで世界的に有名です。ギャンジャやシェキのカーペットは特に人気が高いです。
- 黒海キャビア:カスピ海はキャビアの本場であり、新鮮で高品質なキャビアは高級なお土産として最適です。
- ドライフルーツとナッツ:軽くて持ち運びしやすく、種類も豊富なので、お土産にもぴったりです。
- 陶器製品:伝統的な模様が描かれた器や装飾品は、美術的な価値もあり、お部屋に飾るのも素敵です。
- スマック:アゼルバイジャン料理でよく使われる爽やかなスパイスで、魚料理やケバブとの相性が抜群です。料理好きの方へのお土産に喜ばれるでしょう。
まとめ:知られざる親日国「アゼルバイジャン」はどんな国?
今回は、アゼルバイジャンがどんな国なのか、どこに位置し、治安はどうなのか、そしてなぜ親日国として知られているのかに焦点を当ててご紹介しました。
アゼルバイジャンは、「火の国」というユニークな呼び名を持つ、カスピ海に面した南コーカサスに位置する国です。オイルマネーで急速な発展を遂げ、「第二のドバイ」と称されるほどの近代都市バクーと、古き良き歴史を感じさせる旧市街が融合した魅力的な国です。
治安は、一部の紛争地域を除けば比較的安定しており、特に首都バクーは観光客にとって安全だと言えるでしょう。ただし、スリやタクシーの料金トラブルなど、観光客を狙った軽犯罪には注意が必要です。
そして何より、アゼルバイジャンは日本に対して非常に友好的な「親日国」です。第二次世界大戦後の日本人抑留者の勤勉さへの好印象、トルコ経由で伝わるエルトゥールル号の物語、そして日本人のみが享受できるビザ無料政策など、様々な要因がその親日感情を育んできました。日本のアニメや漫画、日本車なども広く人気があり、現地の人々との交流を通じて、その温かさを肌で感じることができます。
大阪・関西万博のアゼルバイジャンパビリオンでは、その建築美や「七つの美」の像、そして伝統スイーツや紅茶が楽しめるカフェが話題です。ぜひ足を運んで、アゼルバイジャンの魅力を体感してみてください。
ロシアとの関係は歴史的に深く、エネルギー分野でもつながりがありますが、アゼルバイジャンはウクライナへの人道支援を継続するなど、独立した外交姿勢を貫いています。
筆者としては、アゼルバイジャンは「知られざる親日国」というだけではもったいない、訪れる価値のある多様な魅力に満ちた国だと強く感じます。
この情報が、あなたの次の旅の計画に役立つことを願っています。ぜひ、この「火の国」で、あなた自身の目で見て、肌で感じて、素晴らしい思い出を作ってください!
覚えておきたいポイント
- 東欧と西アジアの交差点に位置
- 豊富な石油・天然ガスが経済基盤
- 「火の国」として知られる
- 日本人は世界で唯一ビザが無料
- 日本語教育や日本文化が浸透
- 首都バクーは新旧融合の魅力
- ナゴルノ・カラバフ紛争地域は渡航中止
- スリや偽警官に注意が必要
- プロフやドルマなど郷土料理が豊富
- 交通マナーに注意し慎重な横断を
- 春と秋が観光に最適シーズン