歌麿か！「べらぼう 唐丸の正体は誰」写楽？葛飾北斎説も

大河ドラマ「べらぼう」の唐丸、その正体は誰なの？歌麿？写楽？それとも北斎？

みなさん、NHK大河ドラマ「べらぼう」見てますか？

そんな「べらぼう」に登場する謎の少年・唐丸。彼の正体について、ネット上でいろんな憶測が飛び交っています。「きっと有名な浮世絵師の少年時代なんじゃない？」って。

今回は、この唐丸の正体について、時代考証を交えながら深く掘り下げていきたいと思います。果たして唐丸は、喜多川歌麿なのか、東洲斎写楽なのか、それとも葛飾北斎なのか。一緒に考えていきましょう！

 

唐丸は誰？大河ドラマ「べらぼう」の謎の少年

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まずは、ドラマに登場する唐丸について、おさらいしておきましょう。

唐丸は、ドラマの第1話で登場した謎の少年です。明和の大火で吉原が燃えているとき、呆然と立ち尽くす唐丸を蔦屋重三郎が助けるところから物語が始まります[。

記憶喪失で名前も素性も分からない唐丸ですが、絵の才能に溢れた利発な少年として描かれています。蔦重に才能を見出され、将来有名な浮世絵師になるんじゃないか？という噂が視聴者の間で広がっているんです。

喜多川歌麿説

喜多川歌麿『当時三美人』 1793年頃 トレド美術館 #大河べらぼう pic.twitter.com/WTAs2NZOyr

— 美術ファン@世界の名画 (@bijutsufan) January 5, 2025

喜多川歌麿は、江戸時代後期を代表する浮世絵師で、「美人画の天才」と呼ばれた人物です。蔦屋重三郎に見出されたという点が、ドラマの設定とぴったり合います。

歌麿の生年については諸説ありますが、1753年頃とされることが多いようです。「べらぼう」の物語は1766年から始まるので、年齢的にもちょうど10代前半くらいでしょうか。唐丸の年齢設定と近いですね。

ただし、ちょっと引っかかる点もあります。歌麿は当初、狂歌の挿絵を描いていたとされています。唐丸が描く絵がどんなものなのか、今後のドラマの展開次第ですが、ここは要チェックポイントかもしれません。

東洲斎写楽説

東洲斎 写楽　とうしゅうさい しゃらく

《三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛　さんだいめ おおたに おにじ の やっこ えどべえ》

1794年・江戸時代
ニューヨーク　メトロポリタン美術館 pic.twitter.com/fos55RWdlz

— 日本美術史bot (@NihonBijutsushi) January 30, 2025

次に考えられるのが、東洲斎写楽説です。

写楽は、浮世絵史上最大のミステリーと言われる謎の絵師です。1794年に突如デビューし、わずか10ヶ月で140点以上の作品を残して姿を消したという、まさに彗星のような存在でした。

唐丸が記憶喪失という設定なのも、写楽の謎めいた経歴と重なるような気がしませんか？また、写楽も蔦屋重三郎の元でデビューしているんです。これも唐丸と共通していますね。

ただし、写楽の活動時期は1794年〜1795年。「べらぼう」の時代設定からはちょっと遅いんですよね。でも、ドラマの中で時間が進んでいけば、つじつまが合う可能性もあるかも？

 

葛飾北斎説

吉原に蔦重が開店した『耕書堂』を葛飾北斎が描いた一枚。暖簾に耕書堂の文字がはっきりと見えます。
ドラマの展開では、なかなか上手くいかないようだが、あることから事態は動いていく。#大河べらぼう #大河ドラマ pic.twitter.com/pircAhfC82

— “fumi_fumi” (@3710fumio) January 29, 2025

最後に挙げられるのが、葛飾北斎説です。

北斎は、「富嶽三十六景」や「北斎漫画」で知られる、江戸時代を代表する浮世絵師です。1760年生まれとされているので、「べらぼう」の時代設定とも合致します。

北斎は15歳で彫師の弟子になったとされています。唐丸の年齢と重なりますね。また、北斎は生涯で30回以上も名前を変えたことでも知られています。これって、記憶喪失の唐丸が新しい人生を歩み出そうとしているのと、なんだか通じるものがあるような…？

ただし、北斎と蔦屋重三郎の関係性については、あまり明確な記録が残っていないようです。ここは、ドラマの創作なのかもしれません。

唐丸の正体、結局誰？私の推測

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さて、ここまで時代考証を交えながら、唐丸の正体について考えてきました。正直なところ、どの説にも一長一短があって、はっきりとは断定できません。

年齢設定や蔦屋重三郎との関係性など、最もドラマの設定と合致している気がするんです。

ただ、ドラマはフィクションです。実在の人物をモデルにしつつも、創作の要素が多分に含まれているはず。だから、唐丸が全くの架空の人物で、歌麿や写楽、北斎の要素を組み合わせたオリジナルキャラクターという可能性だってあるんですよね。

これからのドラマ展開、目が離せません。唐丸の正体、みなさんはどう思いますか？想像を膨らませながら、一緒にドラマを楽しみましょう！

#大河べらぼう

唐丸は #光る君へ で道長明子の子、一条帝と詮子の前で上手に舞った巖君(頼宗)だったんだ！
いつか染谷将太になって帰っておいで〜！ pic.twitter.com/QMHPOWxKCI

— ひこにゃんけい@武蔵國 (@hikonyankei_tko) February 2, 2025

 

唐丸の正体に関するQ&A

 

まとめ：「べらぼう」唐丸の正体は誰？

喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎…どの説にも一理あって、でもどれも決定打に欠ける。そんなモヤモヤ感が、逆に視聴者の想像力を刺激して、ドラマをより面白くしているような気がします。

個人的には、唐丸が誰なのかはっきりしなくても、彼の成長と蔦屋重三郎との関係性の変化を見守るだけでも十分楽しめそうです。江戸時代の出版界や芸術界の様子が、唐丸の目を通して描かれていくのを楽しみにしています。