元CA芸人クレイジーココは結婚しているのか?波乱万丈な歴代彼氏と華麗なキャリアの裏側

元CA芸人クレイジーココは結婚しているのか?波乱万丈な歴代彼氏と華麗なキャリアの裏側

元キャビンアテンダント(CA)という異色の経歴を持つ人気お笑い芸人、CRAZY COCO(クレイジーココ)さん。彼女は現在、結婚していません。

華やかな経歴や破天荒なエピソードの数々を持つ彼女の恋愛事情や結婚観は、多くの方が気になるところではないでしょうか。

なぜ、彼女は結婚という形を選ばずに芸人活動をしているのでしょうか?そして、その類まれな人生の中で出会った人々(特に歴代の彼氏たち)とのエピソードはどのようなものだったのでしょうか。

この記事では、CRAZY COCOさんの魅力あふれる人柄と、その背景にある波乱万丈なキャリア、そして彼女の「後悔しない生き方」に深く迫ります。

この記事でわかること

  • 元CA芸人の多様なキャリア
  • コロナ禍を機にした芸人転身の経緯
  • 効果的な英語習得法とコミュニケーション術
  • 「挑戦」を重視する人生哲学
  • 両親と家族への深い愛情と影響
  • 海外生活での多様な経験と見解

 

共感!「クレイジーココ」元CA芸人としての結婚と人生観が凄い

CRAZY COCOの基本プロフィール:型破りな「COCO教頭」の素顔

まず、CRAZY COCOさんの基本的なプロフィールからご紹介しましょう。

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項目詳細
芸名CRAZY COCO(クレイジーココ)
本名井上 徳子(いのうえ のりこ)
生年月日1986年9月6日(2025年6月現在、38歳)
出身地大阪府箕面市
身長169cm
血液型O型
趣味旅行、ヨガ、料理
特技英会話、ダンス、外国人とすぐ仲良くなること
大豆ミート料理作り
所属事務所吉本興業
愛称COCO教頭(SCHOOL OF LOCK!にて)

彼女はYouTubeチャンネル「CRAZYCOCOチャンネル」を運営しており、2023年9月時点でチャンネル登録者数24.6万人、2023年11月時点で25.9万人

そして現在2025年6月時点では34.2万人を超える人気を誇っています。

Instagramのフォロワー数も2023年9月時点で23.5万人、2023年4月時点で23万人超え と、SNSを中心に絶大な支持を集めています。TOKYO FM/JFNのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」では「COCO教頭」としてレギュラー出演中。

チャンネル登録者数

筆者も彼女の動画はよく見ていますが、気取らない大阪人らしいキャラクターや、そのルックスからは想像できないほどの変顔が、多くのファンを引きつける魅力なのだと感じますね。

クレイジーココの結婚事情:独身を貫く理由

CRAZY COCOさんは2025年6月現在、結婚しておらず、夫や子供もいません。過去に結婚歴も子供もいないことが確認されています。

▼一時期『キャプテン・アメリカ』クリス・エヴァンスのファンだったCOCOさん

彼女の結婚観は、時間の経過とともに変化してきたと言います。30歳頃までは結婚願望があったものの、CAを辞めて日本に帰国し、特に芸人として活動を始めてからは、結婚を考える余裕が全くなかったそうです。

しかし、現在は気持ちに余裕が生まれ、「今だったらきっと人を幸せにできるかも」と思えるようになったと語っています。

これだけ多忙な日々を送っていれば、恋愛や結婚に割く時間もエネルギーも限られるのは当然だと感じます。

それでも、「人を幸せにできるかも」という彼女の言葉からは、自己成長と他者への優しさが滲み出ていますね。

母親からは小学生の頃に「あんたは晩婚だからね」と言われたエピソードも明かしています。

最初の就職先である商社に勤めていた頃は「玉の輿に乗りたい」と焦る気持ちもあったそうですが、27歳でドバイのエミレーツ航空に転職し、自立した考え方を持つようになり、結婚観も大きく変化したと述べています。

ドバイでは桁違いにお金を持っている人とも出会い、「お金を払うから第三の婦人にならないか?」と誘われたこともあったそうですが、その際に「なぜ一番じゃないんだろう?」という疑問を持つようになったとのことです。

人生の様々な経験が、彼女の価値観を形成し、焦らずに「ご縁」を待つという今の考え方に繋がっているのでしょう。彼女は「何歳までに結婚したい」といった焦りは全くなく、「50歳くらいになってもいいかな」という気持ちだと語っています。

これは、自分自身の人生を主体的に選択する、彼女らしい生き方を示していますね。

 

歴代彼氏の驚くべき遍歴:国際色豊かな出会いと「笑い」へのこだわり

CRAZY COCOさんの恋愛遍歴は、彼女の多様な国際経験を反映して非常にユニークです。これまでに5カ国の外国人との交際経験があり、日本人とは2名と関係を持ったことがあると明かしています。

彼女は海外での恋愛において、「デーティング期間(Dating Period)」という「お試し期間」を重視していたそうです。

これは、数ヶ月間デートを重ねてから真剣交際をする文化で、その間は他の人とデートしていても問題ないという、日本人からすると新鮮な感覚かもしれません。

CRAZY COCOさん曰く、この期間がないと相手の本質や「スケベの相性」すら見えないため、非常に重要だと語っています。

CA時代には、フライト中や現地の滞在先で様々な国の男性と出会い、デートを重ねていました。

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交際経験のある国(人)デート経験のある国(人)
イギリス人EUほぼすべて
オーストラリア人アメリカ人
スイス人イタリア人
アメリカ人レバノン人
イタリア人(サルデーニャ島)
日本人(2名)
歴代彼氏

これだけの国際的な経験を持つ彼女ですが、最も良かった相手として「アイルランド人」を挙げています。最終的には「日本人」のような「おもてなし精神」のある人が一番良いと結論づけています。

これだけ世界中の男性と接してきて、最終的に「笑いのツボが同じ日本人」が良いというのは、CAというエンターテイナー性が強い職業を経て、さらに「芸人」という天職を見つけた彼女らしい帰結だと感じます。

異文化の中での恋愛も刺激的だったでしょうが、やはり「笑い」は人生の根幹にあるんでしょうね。

彼女の好きなタイプは、具体的な芸人としては陣内智則さんを挙げており、その理由として「優しいし、色気、余裕もあって、フラットに接してくれる」点を評価しています。

吉本新喜劇の「インガスンガスン」で一緒に笑える人が理想だと語るあたり、本当に「笑い」を大切にしているのが伝わってきますね。

 

恋愛の衝撃エピソードと知られざる失恋

CRAZY COCOさんは、自身の恋愛について赤裸々に語ることもあります。

CRAZY COCO 恋愛エピソード
  • お酒で破天荒な一面
    彼女はお酒を飲むとかなり破天荒になるそうで、「酒飲むとケツ軽くなる!」と豪語するほど。そのため、芸人になってからは「禁酒」していると明かしています。このストイックさもまた、彼女の魅力の一つですね。
  • 「Netflix and chill」の誘い
    CA時代、フライト中にパイロットから「Do you wanna Netflix and chill?」と書かれたメモをホテルのドアの隙間に入れられたことがあるそう。しかし、他のクルー(CA)にも同じメモが投げ込まれていたことが判明し、この誘いが「Netflixを見ながらくつろごうか」という意味ではなく、「一発やろうか」という隠語であることを知ったそうです。複数の女性に同時に声をかけるという、海外ならではの衝撃的なエピソードです。
  • 初の失恋
    ドバイで交際していた日本人男性と、遠距離恋愛の末に友人と浮気され、これがCRAZY COCOさんにとって「初の失恋」だったと語っています。この経験は彼女にとって非常に辛いものであったようです。

華やかなイメージの裏には、様々な経験や苦悩があったことが伺えますね。

高校時代の秘めた恋:HEY-SMITHの猪狩秀平さんへの告白

実は、CRAZY COCOさんは高校時代にロックバンドHEY-SMITHのリーダー、猪狩秀平さんに告白していたというエピソードもあります。

大阪府立少路高校時代、サッカー部のマネージャーを務めていたCRAZY COCOさんは、サッカー部の先輩であった猪狩さんに想いを伝えましたが、残念ながら振られてしまったそうです。

このエピソードがCRAZY COCOさんの人間味あふれる一面をさらに際立たせていると感じます。

彼女の行動力と、過去の経験を包み隠さず話す飾らない姿勢が、多くの人から共感を呼ぶ理由なのでしょう。

 

元CA芸人としてのキャリア:エミレーツ航空での華やかな日々

CRAZY COCOさんのキャリアは非常に多岐にわたりますが、中でも最も注目されるのが、元エミレーツ航空のキャビンアテンダント(CA)という経歴でしょう。

CAへ:挑戦と不屈の精神

大学卒業後、まずタオル商社に就職したCRAZY COCOさん。この会社では英語を活かした仕事ができると言われていたものの、実際は中国担当となり、入社初日から辞めたいと思っていたそうです。

「3年は勤めなければ転職に不利になる」と考え、約3年半勤務を続けます。

そんな中、留学時代の友人からエミレーツ航空のCA募集の話を聞き、応募を決意します。最初はCAになりたい気持ちは「1mmもなかった」と言いますが、友人の生き生きとした姿と「待遇がむちゃくちゃええやん!」という魅力に惹かれたそうです。

しかし、一度目の受験は不合格。負けず嫌いな性格から再挑戦を決意し、前職を続けながら約6ヶ月間、CA予備校の夜間クラスに通い猛勉強。そして27歳で、見事エミレーツ航空のCAとして内定を掴み取ります。

彼女のこの粘り強さには頭が下がります。

一度の失敗で諦めず、目標達成のために努力を惜しまない姿勢は、多くの人に勇気を与えるのではないでしょうか。

 

ドバイでのCA生活:想像を超える待遇と「クレイジージャパニーズ」誕生秘話

エミレーツ航空に入社後、CRAZY COCOさんはドバイを拠点にCAとして約4年半勤務しました。この時期は「明日も仕事楽しみだな」とワクワクする充実した日々だったそうです。

エミレーツ航空の福利厚生は非常に手厚く、想像を超えるものだったようです。

  • 会社からの住居支給
    ドバイ国内に約20ヶ所ある寮(マンション)に居住。キッチンとリビングはルームメイトとシェアだが、自身の部屋には専用のトイレとシャワールームがある。
  • 水道光熱費が全て無料
  • 住居から本社までの無料バス
  • エミレーツ専用クリニックが無料で利用可能(専門医療が必要な場合も会社負担)
  • 空席があれば航空券が正規料金の9割引きで利用可能

家賃が全て会社負担だったため、CA時代は「めちゃくちゃ貯金できた」と語っています。

年収も経験年数や役職によって異なりますが、約400万円〜700万円ほどで、手厚い福利厚生を考慮すると、手元に残る金額は日本の平均年収と比較してもかなり裕福だったと推測できます。

この待遇の良さが、彼女のCAとしての充実感を支えていた一因だったのでしょうね。

CA時代、CRAZY COCOさんは「普通に働いていてもおもんない」という考えから、長時間のフライトを楽しくする工夫を凝らしていたとか。

同僚と「白目でサービスしてバレるかバレないかゲーム」を考案し、実践していたエピソードは、彼女の型破りな性格をよく表しています。

この振る舞いを見た外国人からは「お前みたいな日本人には会ったことがない」と言われ、同僚からは「クレイジージャパニーズ」と称されたそうです。このあだ名が、現在の芸名の由来となっています。

また、本名の「徳子(のりこ)」が外国人には馴染みにくいため、自己紹介の際に「ココ・シャネルのココ」「ココナッツのココ」のように「COCO」と名乗っていたことも、芸名の「COCO」の部分に繋がっています。

多岐にわたる職歴:天職「お笑い芸人」に出会うまで

CRAZY COCOさんはエミレーツ航空退職後も、いくつかの職を経験しています。

多岐にわたる職歴
  • 英語学習コンサルタント
    約半年間勤務。年収がCA時代より約300万円ダウンし、東京での一人暮らしが厳しく、退職に至ります。
  • 総合商社(美容商材の海外営業)
    約半年間勤務。しかし、入社からわずか半年で会社が倒産するという不運に見舞われました。沖縄旅行中に会社倒産を知らされたというエピソードは、まさに波乱万丈ですね.
  • 職業訓練校
    失業手当をもらいながら約半年間通い、パソコンのスキル(ExcelやPowerPointなど)を習得しました。
  • 特定技能生の就労サポート
    約5ヶ月間勤務。多国籍な環境で英語を使う機会も多く、同期にも恵まれたそうです。
  • 縄寿司なんば店
    NSCに所属するまでの約1ヶ月間、短期アルバイトをしていました。

これだけの職種を経験してきた中で、彼女が常に「自分に合う仕事」を探し続けていたことが伺えますね。

「違うな」と感じたらすぐに次へ行動を移す性格だというのも、彼女のキャリアパスを形成してきた大きな要因でしょう。

 

コロナ禍が人生の転機に:「本当にやりたいこと」への目覚め

CRAZY COCOさんの人生において最大の転機となったのは、2021年夏に新型コロナウイルスに感染し、2週間入院した経験です。39.5℃の熱が5日間続き、爪が紫色になり、酸素濃度も低い状態だったため、症状は重かったと言います。

この時、知人がコロナで亡くなった話を聞き、「もしかしたら自分もこのまま死んでしまうかもしれない」とリアルに死を意識したそうです。

「もし明日死ぬとしたら、今日もこの仕事をやるのか」と自問自答した結果、答えは「NO」でした。

この入院期間中に、子供の頃から舞台で表現することや人前で話すことが大好きだったことを思い出し、「人に元気を与えられるエンターテイナーになりたい」と決意します。

芸人への挑戦:「THE W」での快進撃と吉本興業へのスカウト

芸人になることを決心したCRAZY COCOさんは、入院中のベッドで「エンターテイナー 女 なり方」「女芸人 なり方」と検索。そこで偶然にも「女芸人No.1決定戦 THE W」のエントリーサイトを目にし、締め切りギリギリだったため「これはもう行けってことやな」と思い、応募しました。

彼女はアマチュアながら、この大会で快進撃を見せます。

  • 1回戦:動画審査を通過。
  • 2回戦:会場でのネタ披露を通過。
  • 準決勝進出:応募総数700組のうち、わずか38組しか進めない準決勝まで駒を進めました。
芸人への挑戦

この準決勝でのネタを見た吉本興業のマネージャーからスカウトされ、2022年3月1日に吉本興業に所属。養成所に通うことなく、プロの芸人としてデビューするという異例の道を歩み始めました。

この「ググって芸人」というエピソードが、彼女の行動力と運の強さを象徴しているようで、めちゃくちゃ面白いと感じますね。

まさに「世界が私の味方をしている」という言葉がぴったりです。

 

学歴:意外な大学生活と語学習得

CRAZY COCOさんの学歴と語学習得の過程は、彼女のキャリアを形成する上で重要な要素です。

高校時代:サッカー部マネージャーとしての顔

CRAZY COCOさんの出身高校は、大阪府立少路高校(現在は千里青雲高校と統合)。高校時代はサッカー部のマネージャーを務めており、文化祭では頻繁にステージに立ち、人を楽しませることに快感を覚えていたと語っています。

この頃からエンターテイナーとしての才能の萌芽があったのでしょうね。

大学時代:語学留学で英語力を磨く

彼女は高校卒業後、兵庫県神戸市にある流通科学大学商学部流通学科に進学。

この大学には留学制度があまり整っていなかったため、CRAZY COCOさんは1年間大学を休学し、自ら費用を工面してオーストラリアのサンシャインコーストに10ヶ月間語学留学しました。

留学前はTOEICの点数が450点から500点くらいだったそうですが、帰国後には850点まで伸びたと言います。

語学留学で英語力を磨く

この飛躍的な伸びは、彼女が留学中に「めちゃめちゃ勉強していた」結果であり、クラスメイトが帰宅した後も図書館で閉館時間まで勉強を続けていたという努力の賜物です。

そこまでやっていたなら英語力が伸びるのは当然だと、納得せざるを得ませんね。

英語学習の極意:TOEICリスニング満点の秘訣

CRAZY COCOさんは、TOEICで900点以上のスコア、特にリスニングでは満点を取得しています。彼女は英語習得の極意として、以下の方法を推奨しています。

  • シャドーイング
    リスニング力強化には「シャドーイングの一択」と断言しています。聞こえてきた音を0.5秒以内に正確に真似して発声するトレーニングで、自分が発音できない音は聞き取れないため、耳慣れに非常に効果的だと説明しています。

    具体的な実践方法として、録音しながら自分の発音をチェックし、3分程度の動画を1分以内のパートに分けて、流暢に話せるようになるまで繰り返すことを勧めています。この方法は、彼女が英語学習コンサルタントをしていた会社が提供する「シャドテン」というアプリで実践できると紹介しています。
  • 速読
    リーディング力向上には「本を読みましょう。それも速読で!」とアドバイスしています。最初は内容をざっくりとイメージしながら読み進め、分からない箇所は無視し、2回目で知らない単語を調べながら読むことで、単語の理解度を高めることができると言います。TOEICは時間との勝負であるため、普段から速読を意識することが重要だそうです。
  • モチベーション維持
    「目標がしっかりしていること」「学習内容に自分が納得していること」「成長実感があること」の3つが不可欠だと語ります。特に、明確な目標がない場合は「ハワイで現地のバーのマスターと会話する」や「外国人の恋人を作る」といった具体的なコミットメントを設定することを勧めています。
  • 「場数」を増やす
    外国人と積極的に会話する機会を作り、メンタルを鍛えることが大切だと言います。彼女は、芸人の仕事も同様に場数を踏むことで緊張しなくなり、スピーキング能力も向上すると述べています。

彼女の英語学習法は非常に実践的で、特に「耳慣れ」の重要性を強調している点が印象的でした。

英語学習に悩んでいる人は、彼女のアドバイスを参考にしてみる価値は大いにあると思います。

 

家族との絆と人生哲学:後悔しない生き方

CRAZY COCOさんの人生哲学は、幼少期からの家族との深い絆と、死を身近に感じた経験に強く根ざしています。

幼少期の経験と家族への想い

彼女の父親は、CRAZY COCOさんが2歳の時に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し、彼女が14歳の時に亡くなりました。

物心ついた頃から寝たきりの父親と、仕事と看病、子育てを一人でこなす母親の姿を見て育ったCRAZY COCOさんは、「人生って平等じゃないんだ」と幼いながらに感じていたと言います。

母親は大阪の北新地で40年間ラウンジを経営しており、その真心のこもった接客で多くの客や友人から愛されていました。

CRAZY COCOさんは、幼い頃から常に「ここでおちゃらけたら、お母さん笑うかな」と考えていたと語っています。彼女が人を笑顔にしたいという気持ちが生まれたのも、まずは母親を笑顔にしたいという思いがあったからだと述べています。

この幼少期の経験が、彼女がエンターテイナーを志す原点になったのだろうと深く共感します。

母親はこれまでにも脳腫瘍や胃がん、白血病など多くの病気を患ってきました。2022年には急性骨髄性白血病と診断され、余命宣告を受けたこともありました。

この時、CRAZY COCOさんは「寿命と余命は違う」と考え、母親に「笑いの力で元気付けなさい」という思いで芸人としての活動に一層力を入れるようになりました。テレビ出演を頑張るのは、入院している母親に活躍する姿を見せて「どんどん元気になるやろ」という願いからでした。

残念ながら、彼女の母親は2023年12月11日に74歳で永眠されましたが、彼女の努力は母親の延命に繋がり、主治医からも「奇跡」と称賛されました。

彼女のSNSには、幼少期からの相棒であるうさぎのぬいぐるみ「うさこ」が度々登場します。父親の死後、母親との時間ができた一方で、埋められない寂しさもあった彼女にとって、「うさこ」は家族同然の大きな存在だったのでしょう。

 

「ギブ」の精神と「後悔しない生き方」

CRAZY COCOさんは、母親から教えられた「ギブ アンド テイクの“ギブ”の気持ちを大切にすること」を心がけています。

大層なことでなくても、元気のない人に声をかけたり、喉の調子が悪い人に飴をプレゼントしたりと、日常の中で「ギブ」を実践しているそうです。

彼女は、自分が多くの人に支えられて今があるからこそ、まずは自分から与えることを大切にし、「人からもらって当たり前だと勘違いするのはよくない」と考えています。ただし、「必ずしも自分が我慢してまでギブすることはない」ともバランスの取れた見解を示しています。

彼女の人生哲学は、「人はいつ死ぬかわからないから、できる時にできることをやっていこう」という強い信念。特にコロナに感染し死を身近に感じたことが、その思いを一層強固なものにしました。

彼女は「年齢はマジで関係ないからやりたいことをやった方がいいですよ」と10代のリスナーに伝えたいこととして挙げています。

彼女自身、中高一貫校に通っていたにも関わらず、環境を変えたくて高校を受け直した経験があり、その際も母親は「いいんちゃう?」と背中を押してくれたそうです。これは、彼女が昔から自分の考えを大切にし、直感を信じて行動してきた証拠ですね。

キャリアに悩む人に対しては、「好きなこと100個、嫌いなこと100個」を書き出す自己分析を勧めています。特に「嫌なことを選ばない」という視点から、進むべき方向性が見えてくることもあると語っています。

この方法は非常に有効だと思います。自分が何をしたくないかを知ることは、何をしたいかを知ることと同じくらい重要ですよね。

「焦らずじっくりと実力をつける」という芸人の世界における主流の考え方とは異なり、CRAZY COCOさんは母親に活躍する姿を一刻も早く届けたいという思いから、SNSでの発信や分析を徹底し、独自の戦略で成功を掴みました。

これは、「誰かの物差しに自分を合わせる必要なんてない」という彼女の人生観を体現するものですね。

SNS活動と今後の展望:新たなエンターテイナー像

CRAZY COCOさんは、現在の活動の軸をSNSとテレビに置いていると言います。特にYouTubeやInstagram、TikTokなどのプラットフォームで「CAあるあるネタ」を配信し、その美人な見た目とのギャップや、共感を呼ぶ内容で大きな人気を博しています。

彼女は「劇場芸人というよりお笑いタレントになりたい」と語っており、テレビでの露出も着実に増やしています。目標とするのは、大久保佳代子さんやイモトアヤコさんのように「テレビで体を張って笑わせられるような芸人」。

「元CA芸人というよりも、1人のお笑い女性タレントとして、みなさんから愛されるような存在になりたい」と展望を語っています。

彼女の動画編集の裏側を見たことがありますが、ショート動画でも2~3時間かかるという手間をかけて制作していることに驚きました。

最初は独学で動画編集を学び、現在は外部委託も活用しながら、自身のペースでファンにコンテンツを届け続けています。パソコンや携帯一つで好きな時間に好きな場所で仕事ができる今の働き方に感謝し、キャリアチェンジによって新たな出会いや刺激的な景色を見ることができたのは紛れもない事実だと語っています。

これからも彼女の活動を通して、多くの人が「年齢や環境に囚われず、自分のやりたいことに挑戦する」というメッセージを受け取り、勇気を得ていくことでしょう。筆者としても、彼女の今後のさらなる活躍を心から応援したいですね。

 

まとめ:元CA芸人の生き様「クレイジーココ」の結婚と人生観

本記事では、元CA芸人CRAZY COCOさんの結婚事情、波乱万丈な歴代彼氏とのエピソード、そして彼女のユニークなキャリアパスと人生哲学について深掘りしました。

CRAZY COCOさんの人生は、まさに「挑戦」と「自己実現」の連続です。彼女の飾らない人柄と、どんな経験も笑いに変える力、そして何よりも「後悔しない生き方」を追求する姿勢は、多くの人に勇気と共感を与え続けています。

今後のさらなる活躍から目が離せませんね。

覚えておきたいポイント

  • 本名:井上徳子、大阪府箕面市出身
  • 流通科学大学商学部流通学科卒
  • 大学時代に10ヶ月間オーストラリア留学
  • 27歳でエミレーツ航空のCAに転職
  • 35歳で芸人デビュー、吉本興業に所属
  • 『THE W』準決勝進出後にスカウト
  • ラジオ『SCHOOL OF LOCK!』のCOCO教頭
  • TOEIC900点以上、流暢な英語を話す
  • 著書『元CA芸人 CRAZY COCOの夢へのフライト直行便』を出版
  • 「ギブ」の精神や「人と一緒でなくてもいい」という哲学を持つ
  • 結婚経験なし(2025年6月現在時点)