GACKTが月9「ブラックトリック」主演に抜擢された経緯と世間の反応まとめ

GACKTがブラックトリック月9主演!なぜ抜擢?賛否の声と見どころを徹底解説

フジテレビ系月9ドラマ「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」。GACKTが月9主演、突然の発表に、「え、マジで?」と驚きを隠せないファンも多かったようです。

Yahooニュースのコメント欄は、発表後みるみるうちに波紋が広がりました。「なぜ今さらGACKT?」「仮想通貨の件はどうなったの?」という疑問の声が押し寄せる一方で、「翔んで埼玉では意外とハマっていた」「弁護士役、案外似合うかも」という期待の声もちらほら見えます。

役柄は"でっち上げの天才"と称される敏腕弁護士で、一級建築士も兼ねるという設定。この役名を目にした瞬間、コメント欄に皮肉の声が雪崩のように押し寄せました。「でっち上げの天才とは適役」。この共感を集めたのは、ある種の必然だったかもしれません。

なぜフジテレビはGACKTを起用したのか。視聴者の本音はどこにあるのか。そして、最終回を目前に控えた今、本作はどのような評価を下されているのか。

今回はYahooコメントを徹底分析しながら、ブラックトリックをめぐる疑問に答えていきます。

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GACKTが月9「ブラックトリック」主演に選ばれた理由とこれまでの経緯

GACKTが「ブラックトリック」月9の主演に選ばれた理由
年月日出来事
1973年7月4日GACKT(本名:大城ガクト)、沖縄県に生まれる
1995年頃MALICE MIZERの2代目ボーカルとして加入
1999年1月MALICE MIZERを脱退、ソロ活動開始
1999年6月21日ソロデビュー
2007年NHK大河ドラマ「風林火山」で上杉謙信(長尾景虎)役を演じる
2012年頃マレーシア・クアラルンプールへ移住
2017年12月26日自身のブログで仮想通貨「SPINDLE(SPD)」プロジェクトへの参画を発表(「アジア戦略アドバイザー」として)
2018年5月スピンドル、ICOで約220億円を資金調達。HitBTC取引所に上場直後に大暴落
2018年7月頃運営会社BLACKSTAR&Co.がGACKTを「広告塔から外す」と発表。GACKTがプロジェクトから離脱
2018年8月15日スピンドル運営本社が東京からロンドンへ移転・日本オフィスを閉鎖
2019年2月22日映画「翔んで埼玉」第1作公開(GACKT主演)
2023年11月23日映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」公開(続編、GACKT主演)
2026年5月頃「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」の出演・主演決定が正式発表。GACKTがフジテレビドラマ初出演・民放連ドラ初主演(芸歴31年)
2026年7月20日(月・祝)「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」放送開始(フジテレビ系、毎週月曜21:00〜21:54)。脚本:吉髙寿男ほか計7名体制
2026年7月21日初回世帯視聴率 6.2%(個人3.7%)を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
2026年7月〜8月第2話4.7%→第3話4.6%→第4話4.0%→第5話3.9%と視聴率が右肩下がりに
2026年9月14日第9話放送(世帯視聴率3.9%、個人2.3%)
2026年9月21日最終話放送予定(全10話予定)

フジテレビが抱えるキャスティング事情

月9ドラマはかつて、「出演すれば箔がつく」「見なければ話題に乗り遅れる」という特別なブランド力を持っていました。その空気は今と明らかに違います。

ここ数年、月9へのオファーを断る俳優が増えているという声が業界にあります。2024年に発覚したフジテレビをめぐる問題は局のイメージを大きく損ない、スポンサーの撤退も相次ぎました。

そうした状況の中で、主演を引き受けてくれる俳優の選択肢が狭まっていたとしても不思議ではありません。

コメント欄でも「俳優さんにオファーして誰もやってくれないからGACKTになったのでは」という見方が複数寄せられており、同じ疑問を持つ視聴者は少なくありませんでした。

山下智久へのオファー説について

コメント欄には「元々は山下智久への主演交渉が難航し、断られてGACKTになった」という書き込みが複数ありました。ただし、この情報の真偽は確認できていません。

コメント欄の推測の域を出ないため、ここでは「そういった声があった」という事実の紹介にとどめます。

「なぜGACKTなのか」という疑問が多くの視聴者の頭をよぎったのは事実で、フジテレビの台所事情を想像した人が多かったことは確かです。

 

GACKTが起用された理由の考察

GACKTがこれまで演じてきた役柄には、共通した特徴があります。NHK大河ドラマ「風林火山」(2007年)の上杉謙信、映画「翔んで埼玉」(2019年・2023年)の百美、「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(2024年)。どれも「普通の俳優が演じても様にならない」特異な役ばかりです。

"でっち上げの天才弁護士兼一級建築士"という役柄も、日常から浮き上がったような非現実感が求められます。その点でGACKTの持つ独特の存在感は、役柄と重なる部分があるとも言えます。

また「月9初主演のGACKT」という事実自体がニュースになります。

批判的な視聴者であっても「一応初回だけは見てみようか」という心理が働くことは、話題性のあるキャスティングで初回視聴率を取りに行く手法として、テレビ局が過去に繰り返してきたパターンと一致します。

わたしの独自考察:なぜ「今」このキャスティングだったのか

ここからは、わたし独自の見解です。なぜフジテレビは、リスクを冒してまで「今」GACKTさんを起用したのでしょうか。考えられる最大の要因は、テレビ局側とネットユーザーとの間に生じた「記憶の温度差」です。

先ほどの時系列表でも触れた通り、スピンドル騒動からはすでに8年が経過しました。制作側としては、2023年の大ヒット映画『翔んで埼玉』の成功により、世間のネガティブなイメージはすでに払拭されたと踏んでいたのではないでしょうか。

さらに言えば、かつてのような「月9ブランド」が通用しなくなった現代では、無難な配役では視聴者の目を引けません。あえて賛否両論が巻き起こるような「劇薬」を投入し、話題性を強制的に作り出すしかなかった。そんな局の苦しい台所事情が透けて見えてきます。

ネット上の記憶はテレビ局が考える以上に根強く残っています。「でっち上げの天才」というドラマ内の設定が、皮肉にも過去の仮想通貨騒動を掘り起こすトリガーになってしまったのは、制作側の大きな誤算だったと言えるかもしれませんね。

弁護士と一級建築士の兼業設定はリアルなのか

弁護士と一級建築士の兼業設定はリアルなのか

コメント欄では「弁護士で一級建築士って、現実離れしすぎる」という声もありました。実際、弁護士は法科大学院卒業または司法試験予備試験を経たうえで司法試験に合格しなければなりません。

一方の一級建築士は、大学の建築学科卒業や実務経験などの受験資格を経て合格する必要があります。

両方を取得している人物が存在しないわけではありませんが、ドラマの設定として「詰め込みすぎ」と映った視聴者が多かったのは理解できます。

ただし、ドラマの設定はあくまでフィクションです。「リーガル・ハイ」や「ガリレオ」のような人気作でも、現実には成立しにくいキャラクター設定が視聴者を引きつけた例はあります。設定のリアリティより脚本の面白さで勝負できるかどうかが問われます。

 

GACKT主演に対するコメント傾向と世間の反応

GACKTのブラックトリックへのコメントを分析、視聴者の本音

コメントの感情傾向を分類すると

放送開始前後のYahooニュースに寄せられたコメントを感情傾向別に分類しました。

  • 批判・嘲笑:約55%
  • 無関心・拒絶(「見ない」「どうでもいい」):約20%
  • 擁護・期待:約15%
  • 驚き・中立的な関心:約10%

批判または拒絶反応を合わせると全体の約75%を占めます。

ただし、単純な悪口より「なぜこのキャスティングなのか」という根本的な疑問として表れているコメントが多く、「凄まじい数の芸能人がいるのになぜGACKTか」という投稿が多くの共感を集めていたのがその典型です。

擁護側は全体の約15%で、GACKTの過去の俳優実績(大河・翔んで埼玉)を根拠にした条件付きの支持が中心でした。「やってみれば意外と悪くないかも」という余地を残したトーンで、純粋な期待感とはやや異なります。

 

スピンドル問題が批判の中心にある理由

スピンドル問題が批判の中心にある理由

コメントの中で繰り返し登場したのが「スピンドル」「ガクトコイン」というワードです。

GACKTが宣伝に関与したとされる仮想通貨プロジェクト「Spindle(SPD)」の参画表明は2017年12月26日。当時話題となりましたが、出資者の一部から詐欺的だという声が上がりました。その後GACKTは体調不良を理由に長期活動休止に入りましたが、現時点で法的な判決や公式な調査結果は公表されていません。

コメント欄では「スピンドルで磨いたでっち上げの技術が楽しみ」というコメントが多くの共感を集め、「詐欺まがいのことをした人がなぜテレビに出られるのか」という正面からの批判も少なくありません。

なお、金融庁は有名人・インフルエンサーによる金融商品の宣伝行為について、金融商品取引法の観点から継続して注意喚起を行っています(金融庁 公式サイト)。Spindle案件を含む当時の仮想通貨ブームにおける著名人の勧誘行為は、この問題が社会的に議論される一つのきっかけとなりました。

フジテレビがこの背景を踏まえてもGACKTを起用したことへの説明が一切ないまま発表されたことが、批判をさらに増幅させた一因だと考えられます。

擁護派の声はどこから来るか

擁護と期待の声もある

擁護コメントの多くは「翔んで埼玉はハマっていた」「大河の演技は良かった」という実績への評価に基づいています。

「GACKTが大河に出るなんて当時は誰も想像していなかったし、上杉謙信をあり得るのかと思いながら見ていたら意外と悪くなかった」という声は一定の説得力を持ちます。

また「各局で同じような顔ぶれが主演を続けるより、GACKTのほうが見てみようかという気になる」という声も複数ありました。いつも同じ俳優がローテーションする現状に飽き飽きしている視聴者にとって、GACKTという選択肢は新鮮に映る面もあるようです。

 

「でっち上げの天才」という設定への反応

役名の設定に対するコメントは、量・質ともに際立っていました。「ノンフィクションか」「当たり役(笑)」「これ皮肉だろ笑」。軽妙なトーンで広がった反応は、単純な批判というよりどこかユーモアを交えた距離感を感じさせます。

この「虚実の重なり」は、脚本次第ではプラスに働く可能性があります。半笑いで見始めた視聴者が気づいたら引き込まれていた、そういう展開も過去のドラマでは珍しくありませんでした。もっとも、それには脚本のクオリティが土台になります。

GACKTのブラックトリック、演技と制作面の課題

GACKTのブラックトリック、演技と制作面の課題

演技力への懸念と連続ドラマの難しさ

「何を演じてもGACKT」「金太郎飴みたいに、どこで買っても同じ顔が出てくる」。コメントにはこういった表現が繰り返し登場しました。

強烈な個性が役を飲み込んでしまうという指摘は、俳優としての課題として真剣に受け止める必要があります。

連続ドラマは映画と違い、毎週の積み重ねが求められます。感情の振れ幅、台詞量、共演者との間合い、こうした要素が10話前後にわたって問われます。

映画はどちらかといえば一点集中の演技でも成立しますが、ドラマはごまかしが利きにくい舞台でもあります。GACKTのあの語り口のまま弁護士役をこなせるのかという疑問は、コメント欄でも「あの喋り方のまんまで演技するの?」という言葉で表現されていました。

 

脚本7人体制が抱えるリスク

コメント欄でいち早く鋭い指摘があったのが脚本体制についてです。

このドラマでは7人の脚本家が担当するとされていますが、公式PRに脚本家の名前が触れられていない点を疑問視する声がありました。

チーム制(複数の脚本家が話し合いながらストーリーを構築する方式)であれば一貫性が保たれますが、話ごとに担当者が変わるだけであれば、登場人物の一貫性や伏線の整合性に乱れが出るリスクが懸念されていました。実際に視聴率は右肩下がりとなっています。

オリジナル脚本であること自体はプラス材料ですが、脚本のクオリティがドラマ全体の命運を握ることに変わりはありません。

スポンサーの立場から見ても、低視聴率が続けば撤退の判断につながります。フジテレビが今まさに広告主との信頼回復を求められているタイミングで、このキャスティングと脚本体制がスポンサーにどう映るかという視点は、コメント欄でも「スポンサーを馬鹿にしている」という形で言及されていました。

月9ブランドとテレビ離れの現実

月9ブランドとテレビ離れの現実

「月9という言葉がもはや遺物」「月9も終わっている」。こうしたコメントが複数の共感を集めていました。

かつて月曜の夜、テレビの前に家族や恋人が座り込んで翌朝の話題を待ちわびた、そんな景色は今の視聴者にとってどこか遠い記憶になっています。

総務省が毎年発行している情報通信白書によると、テレビのリアルタイム視聴時間は年々減少しており、特に若年層(10代・20代)での落ち込みが顕著です(総務省 情報通信白書)。TBSドラマの台頭や動画配信サービスの普及が、その傾向をさらに加速させています。

GACKTの起用が月9復活の起爆剤となったのか、それとも話題先行で終わってしまったのか。最終回を目前に控えた今、その答えはすでに見えつつあります。

 

まとめ:GACKT主演「ブラックトリック」の概要と視聴者の声

今回の分析で浮かび上がったのは、GACKTへの不信感とフジテレビへの批判が複合した構図です。コメントの約75%が批判または拒絶反応を示しており、純粋な期待感は15%程度にとどまりました。

スピンドル問題への言及が多く、「でっち上げの天才」という役名の設定と重なったことで皮肉のコメントが拡散しました。法的な判断や説明責任が果たされないまま主演発表されたことへの違和感は、批判の底流にあり続けています。

一方で、過去の俳優実績を根拠にした擁護の声も一定数あり、「初回だけは見てみようか」という視聴者も存在していました。

放送前は多くの批判や皮肉が飛び交いましたが、いざ蓋を開けてみると脚本や演出面の課題が浮き彫りになり、視聴率面では苦戦を強いられる結果となりました。最終回でどのような結末を迎えるのか、最後まで見届けたいと思います。