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2026年朝ドラ『風、薫る』上坂樹里の英語力 撮影と同時進行で積み上げた"役者式"語学習得術

朝ドラ『風、薫る』が始まって数週間。毎朝テレビをつけていると、ある場面で思わず手が止まりました。上坂樹里(こうさかじゅり)さんが英語で話すシーン。「英語ペラペラ!」って声に出してしまった人、私だけじゃないはずです。
SNSでも「上坂樹里ちゃん、英語上手くて役の説得力が高まって凄く良い!」という声がすぐ広がりました。「帰国子女なの?」「英語力どれくらい?」

この記事では、そんな疑問に答えていきます。
帰国子女疑惑の真相から、本人が語る練習の裏側、「なぜあんなに自然に聞こえるのか」まで、しっかり掘り下げますね。
この記事でわかること
- 上坂樹里さんが帰国子女かどうか
- クランクイン前から続けている英語練習の実態
- 「発音できても感情を入れると崩れる」という女優ならではの課題
- 新体操5年間と英語発音のつながり
- 役のモデル・鈴木雅の英語力と史実
そもそも上坂樹里の英語力が話題になったきっかけ
2026年3月30日、NHK連続テレビ小説『風、薫る』がスタートしました。初週の世帯視聴率は14.9%(第1話、関東地区)、話題になったのは視聴率だけじゃありません。
朝ドラ『風、薫る』で上坂樹里が演じた大家直美って?
明治時代を舞台に、当時まだ知られていなかった看護の世界に飛び込み、傷ついた人々を守るために奔走する、そんな二人の女性の物語です。
上坂さんが演じるのは、そのうちの一人、大家直美。生まれてすぐ親に捨てられ、教会で保護されて育った複雑な過去を持ちながら、英語は教会の孤児院で幼少から習得、ネイティブ並みの英語が話せる設定です。
英語はただの会話ツールじゃありません。直美にとって「ここではない場所」への出口そのもの。だから英語のシーンには、他のドラマとは全然違う重みがあるんですよね。多くの視聴者の心に刺さったのも、きっとそこだと思います。
「英語ペラペラ!」SNSで広がった反響の実態

放送直後からSNSは「英語ペラペラ!」「英語話せるのかな?」という声が多くなりました。
ドラマの中ではマッチ工場で働きながら英語を勉強する日々が描かれ、やがて鹿鳴館のメイドとして外国人と渡り合うシーンも出てきます。
あのセリフが妙にナチュラルで、「暗記しました」感が一切ない。それがみんなを驚かせた根本だと思います。
上坂樹里の英語力の正体⇒帰国子女ではなかった

結論から言うと、上坂さんは帰国子女ではありません。
帰国子女疑惑の真相
公式プロフィールを見ても、趣味は「読書、映画鑑賞、書道」。「英語」や「英会話」の文字はどこにもありません。
帰国子女なら普通、どこかで触れられるはずなんですが、現時点でそういう情報は一切出てきていません。
じゃあ、なぜあんなに上手く聞こえるのか?そこがこの記事の本当の核心です
プロフィールと学生時代の実態

上坂さんの英語力は、帰国子女でも幼少期からの英会話教室でもありませんでした。役に向き合う準備と、撮影と並行しての地道な稽古、そして演技力と身体表現力が見事に絡み合って生まれたものなんです。
「発音できても感情を入れると崩れる」っていう葛藤を抱えながら、英語の先生と監督の両方に相談して、一シーンずつ積み上げてきた。それを20歳でやってのけるんですから、すごいですよね。
Seventeenのオーディションに4回も挑んだ粘り強さが、英語習得でもちゃんと出てたんだなって思います。
英語習得って「生まれつきの環境がある人だけの特権」じゃない。上坂さんが証明してくれたのは、発音・感情・練習量をちゃんと積み重ねれば「伝わる英語」は誰でも作れるってことです。
シンプルすぎるからこそ続けるのが難しいんですけど、毎朝画面の向こうで英語を話す彼女を見ていると、「よし、自分もやってみようかな」って気持ちにさせられます。
英語力はどうやって身についたのか。本人が語る練習法
私が特に注目したのはここです。表面的な「上手い理由3選」ではなく、本人が語ったリアルな苦労の話をそのまま伝えたいと思います。
クランクイン前から始まった「撮影と同時進行」の稽古

上坂さんはNHKのインタビューでこう話しています。「クランクインの前に英語稽古を始めて、現在も撮影と同時進行で稽古を続けています」。撮影が始まった後も止めない。
それだけの話ですが、よく考えると相当なことです。毎朝8時に全国へ流れるドラマを撮りながら、並行して言語学習を続けているわけです。
本人が具体的に挙げている課題は「口の形や発音、日本語にはない音の出し方」。英語には日本語にない音が多く、「r」と「l」の区別だったり、語末の子音の扱いだったりします。
それを口で覚えていくしかない作業を、毎日積み重ねているということです。
発音だけでは足りない。「感情と英語のバランス」という課題
いちばん興味深かったのはここです。上坂さんは「実際に発音できるようになっても、感情を入れてお芝居をすると、ニュアンスが微妙に違ってしまって……」と語っています。
語学学習者には特に響く話です。英語を「言語として発音できる」と「感情を込めて演じながら発音できる」は、まったく別の技術です。
泣きながらセリフを言ったり、激しく主張しながら話したりするとき、体の緊張や息の使い方が変わります。そのたびに音が崩れる。英会話スクールのレッスンでは絶対に練習しない領域です。
そのため上坂さんは、英語指導の先生をはじめ、監督と相談しながら発音と感情のバランスを大事にしているそうです。専門コーチと演出家の両方を巻き込みながら、一つひとつのシーンを作り上げているわけです。
女優ならではのアプローチだと感じます。
上坂樹里の英語が「上手く聞こえる」理由を構造的に分解する
「でも、なんであんなに自然に聞こえるの?」という疑問、もう少し掘り下げます。
「自信ある発声」が生み出す錯覚のメカニズム
英語を聞くとき、人間は音の正確さだけでなく「話し手が自信を持っているか」を無意識に判断しています。
声が小さくなったり、語尾が消えたりすると、聞き手は「この人は英語が苦手なんだな」と瞬時に感じ取ります。逆に、多少発音が不完全でも、堂々と発声されると「上手い」という印象を持ちやすい。
上坂さんは演技力そのものが高いため、英語を「覚えた台詞」としてではなく「直美の言葉」として発することができています。感情が乗っているから、声に力がある。そこが「ペラペラに見える」最大の理由ではないでしょうか。
新体操で培った「身体表現力」との関係
上坂さんは小学校2年生から6年生まで、5年間新体操をやっていました。リボンやボールを使う種目が得意だったそうです。
新体操というスポーツは、音楽に合わせて身体全体で表現する競技です。呼吸のタイミング、身体の重心移動、視線の使い方。これを5年間継続して叩き込まれた体は、やはり普通の人とどこか違います。
声というのは、身体の延長です。姿勢が良ければ声が通り、呼吸が深ければ発声が安定する。英語の発音も、突き詰めると「身体の使い方」に帰着します。
断言はできませんが、5年間の新体操が「音と身体をシンクロさせる感覚」を育てていた可能性は高いです。演技の先生方が上坂さんの表現力を絶賛するのも、そこに根っこがあるかもしれません。
役のモデルとなった実在の人物の英語力
大家直美のモデルとなった実在の人物、鈴木雅さんは「英語に堪能で、桜井女学校付属看護婦養成所の講師アグネス・ヴェッチの通訳を務めた」という記録が残っています。
外国人教師の英語授業を、リアルタイムで通訳できるレベルです。しかも、卒業証書には「彼女は自分の仕事の職務に対し、最も理解しており、看護教育に最適な人物と考える」というヴェッチの署名があります。後に鈴木雅が大関和を自分の後継者に指名しました。
史実を踏まえれば、大家直美という役は相当な英語力を持つ人物として描かれるはずです。上坂さんがそのプレッシャーのもとで英語を磨いてきたことは、インタビューの内容からも伝わってきます。
非帰国子女の英語習得方法

もし来週から毎朝15分、好きな英語映画のシーンを感情を込めてそのままコピーする練習を始めたら、どうなるでしょうか。
上坂さんの練習法を一般化するとこうなります。
- ネイティブ音源を繰り返し聴いて音をコピーする、
- 発音できるようになったら感情を込めて練習する、
- 専門家にフィードバックをもらう。
英語学習でよく言われる「シャドーイング」に近い手法ですが、決定的に違うのは「感情を入れる」というステップを外さないことです。
言語習得の研究では、感情を込めて発話するほど記憶への定着が深まるという知見があります。
「役になりきって覚える」というのは、実は理に適った最速の学習モデルかもしれません。英語教室で淡々と発音練習を繰り返すより、好きな映画の登場人物に「なりきって」コピーする方が、ずっと早く「使える英語」に近づける可能性がある。
上坂さんの事例が、それを示しています。
上坂樹里の英語力と今後の活躍。2026年以降に注目すべき理由

『風、薫る』で英語シーンはさらに増えるのか
物語の設定では、大家直美はアメリカ留学を強く夢見ている人物です。現時点(2026年4月)のストーリーでも英語の勉強シーンや外国人との交流が描かれており、今後も英語は直美の成長を示す重要な要素として機能していくはずです。
史実のモデル・鈴木雅さんが英語の通訳まで担えるほどのレベルに達していたことを踏まえれば、物語が進むにつれて直美の英語シーンもおそらく増えていきます。
上坂さんが「撮影と同時進行で稽古を続けている」と言っていたのは、そのためでもあるのでしょう。
若手女優として英語力を持つことの希少性とアドバンテージ
2,410人が参加したオーディションを勝ち抜いたという事実。これは単純に演技力の話だけではありません。
プロデューサーのコメントには「上坂さんはとてもとても自然でまっすぐなお芝居が印象的だった」という言葉がありました。
そのナチュラルさと、英語への対応力を兼ね備えた20歳の女優は、現在の日本の若手女優の中でもかなり少ないです。
国際的なコンテンツ制作が増えつつある今、「英語で感情表現ができる俳優」の市場価値は上がっていきます。まだ断言できませんが、上坂さんにとってこの朝ドラは、演技の幅を見せただけでなく、「英語も武器になる俳優」としてのキャリアの出発点になるかもしれません。
Q&A
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上坂樹里は英語が話せるのか?
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「ペラペラに日常会話ができる」かどうかは現時点では不明です。ただ、クランクイン前から英語指導を受け、撮影中も並行して稽古を継続していることは本人が明言しています。
発音・口の形・感情を乗せた表現力について、専門コーチと監督の両面からフィードバックを受けながら磨き続けているため、役としての英語表現力は確かなものがあると言えます。
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上坂樹里は帰国子女なのか?学歴や海外経験は?
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帰国子女ではありません。公式プロフィールに海外経験や英語力に関する記載はなく、中学校は神奈川県座間市立栗原中学校で、生徒会の副会長・会長を務めた生粋の日本育ちです。
幼少期は新体操一筋で、英会話スクールに通っていたという情報も確認されていません。朝ドラの役作りのためにゼロから英語稽古に取り組んだというのが、現状で確認できる最も正確な説明です。
まとめ:上坂樹里の英語力「ペラペラに見える」は演技力のせいだった
上坂さんの英語力は、帰国子女でも幼少期からの英会話教育でもありません。役に向き合う準備と継続的な稽古、そして演技力と身体表現力の掛け合わせによって生まれたものです。
「発音できても感情を入れると崩れる」という葛藤を抱えながら、英語指導の先生と監督の両方に相談し、一シーンずつ積み上げてきた。
それを20歳でやっています。Seventeenのオーディションに4回挑んだ粘り強さが、ここでも発揮されているのでしょう。
英語習得は「環境に生まれついた人だけの特権」ではありません。上坂さんが示しているのは、発音・感情・練習量の三つを地道に積み重ねれば「伝わる英語」は作れるということです。
シンプルだからこそ続けるのが難しい。それでも、毎朝画面の向こうで英語を話す彼女の姿は、「やってみようか」という気持ちを引き出してくれるには十分です。

